Chromium版Microsoft Edgeでページが表示されない

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2020年1月よりChromium版「Microsoft Edge」がリリースされた。
筆者も早々にインストールして使ってみたところ、特に大きな問題もなく、動作も安定していたので、Windows10標準のウェブブラウザとして充分であると評価していた。しかし、ある時から「このページには問題があります」と表示されて、すべてのページが表示されなくなった。

設定画面すら表示されず、にっちもさっちもいかなくなったので、一時的にChromium版Edgeをアンインストールし、原因をググってみたら、次のページに行き着いた。

edge chromium版を起動するとこのページには問題があります – マイクロソフト コミュニティ
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/edge/4940499e-79a4-4bf8-851e-48076066c224

Endpoint Protection を使用していると Google Chrome バージョン 78.0.x で “このウェブページの表示中に問題が発生しました” エラーが発生する
https://support.symantec.com/jp/ja/article.tech256047.html

Symantec社のセキュリティソフトの「Symantec Endpoint Protection(SEP)」の古いバージョンのコード整合性機能がMicrosoftの制御機能と互換性がないことが原因のようだ──これだけ聞いても何のことだかわからないが(笑)──筆者の環境はまさにこれにドンピシャで、原因は特定できた。

この不具合はSEPのビルド 14.2.5569.2100で修正されたため速やかにSEPをアップデートすれば解決するはずだ。

しかし、何らかの理由でSEPのバージョンを最新にできない場合はどうすればいいのだろうか。

SymantecのページにはEdgeと同じChromiumベースの「Google Chrome」での対処方法が書いてあるが、Edgeでも同じようにすれば大丈夫だ。

起動オプションを付ける方法

Microsoft Edgeのショートカットのプロパティを開き、リンク先の後ろに「 --disable-features=RendererCodeIntegrity」を付けると正常にEdgeが起動する。

この方法ではオプションを付けたショートカットから起動したときのみ正常だが、メールに書かれたURLをクリックするなど、ショートカットを経由しないでブラウザを起動する場合はやはりエラーとなる。

どんな場合でもエラーを回避したい場合はレジストリをいじることになる。

レジストリに値を設定する方法

次のレジストリ値を設定する。レジストリキーが存在しないときは作成すること。

 キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
名前:RendererCodeIntegrityEnabled
タイプ:DWORD(32ビット)
値:0

レジストリの編集の仕方はあえて書きません。レジストリの変更をミスるとOS自体が起動しなくなることがありますので、やり方が分かる人だけ実行してください。

4件のコメント

  1. たまたまアップグレードしたら、エラーで開かない状態になりましたが、SEPのアップグレードってのは見つけましたが、そもそも”SEP”って何だ?ってことであきらめモードでしたが、この記事で光が・・・。本当にありがとうございました。感謝申し上げます。

  2. Chromeの情報は他にもありましたが
    Edgeの情報がなく困っていました。
    本当にありがとうございます、素晴らしい記事でした。

  3. とても参考になりました。アフィリエイト押しまくりました。ありがとうございました。

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